2015年5月30日土曜日

2015.05.30 土曜観察会

晴れ 参加者5名

気温が高いし、昨夜の雨で湿度が高く体感気温が高くなっていて、日陰に入っても涼しくならないので、汗をかきながらの観察会になりました。終わる頃には、観察路の濡れた草でズボンも膝までグショグショでした。

緑が濃くなって、虫達がどんどん数を増やしているようです。オオスズメバチの女王に出会いましたが、何もしなことが分かっていても、なかなかに怖いものです。

今年は堤防下のアシ原のオオヨシキリの個体数が多いようです。池には、マガモ、ハシビロガモが残っていました。

ナガサキアゲハが果樹園のミカンの葉の裏に卵を生んでいました。ウラゴマダラシジミやミズイロオナガシジミも見ることができました。

 ナガサキアゲハが止まっていたミカンの葉の裏に卵がありました。
チュウガタコガネグモ
ウラゴマダラシジミの翅は開くと表は藍色が綺麗です。
 ミズイロオナガシジミ
【観察した鳥】 キジ、マガモ、ハシビロガモ、カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、チュウサギ、ホトトギス、トビ、サシバ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブト ガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、キビタキ、オオヨシキリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ 26種+コジュ ケイ

2015年5月23日土曜日

2015.05.23 土曜観察会

晴れ。参加者5名。

 今日は、イモムシ好きの方もみえたので、また、虫目です。

 歩きはじめてそうそうに、エノキで、羽化したばかりと思われるゴマダラチョウをみつけました。この木には、沢山のヨコヅナサシガメがいたのですが、冬を落ち葉の中で過ごして、待ち構えるヨコヅナサシガメたち中をすり抜けて枝に登り、蛹になって、今日羽化した・・・・と想像すると、感激です。蛹(さなぎ)の殻を探したのですが、残念ながら、見つかりませんでした。

 もう少し行くと、今度は、ユキヤナギの上に綺麗な甲虫。ポロッと落ちたのを捕虫網ですくって、図鑑を広げて調べてみると、クロボシツツハムシでした。

 水草のバットでは、これも羽化したてのシオカラトンボやアジアイトトンボもみることができました。

 ギシギシについていた、ドクガの幼虫を見てから、自然農田んぼ塾の田んぼのうしろのハンノキの林をのぞくと、スイカズラの葉に卵を産んでいるイチモンジチョウに出会いました。



 田んぼの畔のイヌガラシでは、モンシロチョウも卵を産んでいました。(写真は、ハルジオンで吸蜜)

 コナラの葉を捲いて巣をつくっているのはなにかな?笹についている幼虫?こんな調子で、あちらの葉、こちらの葉をめくりながらあるくと、池西湿地までゆくのが精一杯。
 きりっとしたゴイサギや木の上でさえずるオオヨシキリにも会いました。


 帰り道、大池の堤防で、子ども探偵団と遭遇。マムシの幼蛇(死骸)をみせてもらいました。
 
 そうそう、昨年に続き、従来の要注意外来生物で、3月に生態系被害防止外来種に指定されたアカボシゴマダラの春型(白化型)を確認してしまいました。宍塚にも定着していくのかもしれません。
東京都青梅市で撮影した個体


by yamasanae

【観察した鳥たち】 キジ、マガモ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、ゴイサギ、アマサギ、アオサギ、チュウサギ、ホトトギス、サシバ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ツバメ、ウグイス、オオヨシキリ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ 21種+コジュケイ

【観察した蝶】 ダイミョウセセリ、コチャバネセセリ、アゲハ、アオスジアゲハ、モンキチョウ、モンシロチョウ、ゴイシシジミ、アカシジミ、テングチョウ、ツマグロヒョウモン、イチモンジチョウ(産卵中)、コミスジ、キタテハ、アカボシゴマダラ(生態系被害防止外来種)、ゴマダラチョウ、ヒメウラナミジャノメ、コジャノメ、サトキマダラヒカゲ 18種
終了後、クロアゲハ、ナガサキアゲハも確認

【観察した蛾】 ドクガ(幼虫、ギシギシ)、アカバキリガ(幼虫、コナラ、たぶん)、ヒメクロホウジャク、マドガ、ウスバミスジエダシャク、笹についていた幼虫は不明

手配中 どなたか心当たりはないでしょうか?

【観察したトンボ】 アジアイトトンボ、サラサヤンマ、ウチワヤンマ、オオヤマトンボ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、シオヤトンボ 7種

【その他】 クロボシツツハムシ、ヘラクヌギカメムシ(類似種あり、たぶん)、オオトビサシガメムシヒキの類(イシハラマガリケムシヒキ?)

【爬虫類】 マムシ(幼蛇)



2015年5月16日土曜日

2015.05.16 夜の観察会

5/16(土)晴れ 18:30~20:30
参加者 65名(大人36名こども29名

 講師は、今月の定例観察会でもお世話になった北方生物研究所の植田健仁さん。
 集合場所で、先生が連れてきた幼蛇を見せてもらいました。まず、ヤマカガシです。これは、毒があるのですが、触ったくらいでは大丈夫。とはいうものの毒と聞いて子どもたちも手がでません。

 次は、シマヘビの幼蛇。こちらは、毒がありません。ヤマカガシはザラザラしているのですが、シマヘビはツルツルしています。こちらは、みんな触って見ました。大人も興味しんしん。
 でも、夜の観察会では、マムシの可能性があるので、蛇をみつけても絶対に手を出さないように、注意がありました。

 その後、例によって、長い列を作って、里山へ。
 早速、鳴き声を頼りにカエルを探します。高い声でコロロ、コロロと鳴くのは、シュレーゲルアオガエル、ギャギャと鳴くのは、ニホンアマガエル。音が響くのでなかなか見つかりません。しばらく、探すとだんだん見つかりました。水草のパッドにいたのは、ニホンアマガエルでした。
 バットには、トンボの抜け殻も一杯です。いつもこの辺りにいるショウジョウトンボなのでしょうね。
 
 ジーーーーという虫の声も聞こえます。当日、会のスタッフ=yamasanaeの方で、鳴く虫をクビキリギスとご案内しましたが、写真をよく見ると、シブイロカヤキリでした。クビキリギス(褐色型)とはよく似ていて、鳴く時期も同じ。シブイロカヤキリの方が、声がやや低くく、ジャーーーだそうです。(済みません。訂正します。)

 このほか、ヒメギスの幼虫(若虫)や妖しく眼を光らすガ(夜盗蛾の仲間のようです)なども見られました。


 残念ながら、フクロウの声は聞けませんでしたね。

 すっかり暗くなった堤防で、質問を受けてから、集合場所にもどり、お土産に、ニホンアカガエルの石膏像をもらって解散。
 音がたよりの夜の里山は、普段と違いましたね。今日も、楽しかったです。 講師の植田さんありがとうございました。


by yamasanae




2015.05.16 土曜観察会 中断

雨 参加者3名

 雨のため、足元が悪いので堤防までで土曜観察会は中断しました。雨に烟る緑も美しいものです。
 それでも雨の中、サシバがエサ取りに出てきてくれました。ゴルフ練習場のネットの上にオオタカが雨に濡れて止まっていました。
【観察した鳥】 キジ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アマサギ、アオサギ、オオタカ、サシバ、カワセミ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、エナガ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ 23種+コジュケイ

2015年5月9日土曜日

2015.05.09 土曜観察会

曇りから雨。参加者5名
 チョウ・ガのSさんとご一緒だったので、虫目になって歩きます。ふれあい農園では、ドクガの類(ゴマフリドクガ)、イネ科に潜んでいたのは、キタヤハズハエトリ。


 果樹園では、アゲハチョウの類の卵が見つかりました。Sさんがお持ち帰りして調べたなかなか綺麗な蛾はキトガリヒメシャクだったそうです(⇒標本に)。黄色に黒い点が目立つガ(テンクロアツバ)も見られました。


 堤防の桜の木の下で這っていた毛虫は、オビカレハの幼虫です。なかなか可愛い顔をしていると思うのは、私だけでしょうか?

 雨が降り出したので、池西湿地までいって引き返すことにしました。
 池西では、とても綺麗なアカガネサルハムシが見つかりました。

 池西の橋がわりのコンクリート平板に、大きな足跡。メジャー代わりのボールペンが14cmあるので、大きいことが分かります。なにサギでしょう?

 堤防まで引き返している途中、先行していたきたきつねさんから、アカガシラサギが飛んでいったと声がかかりましたが、すでに姿は見えず、初記録だったのに、残念でした。


by yamasanae

【観察した鳥】
キジ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アマサギ、アオサギ、チュウサギ、アカガシラサギ(初記録)、コチドリ、カワセミ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ 31種+(コジュケイ)

【チョウ】 ヒメウラナミジャノメ、コジャノメ、アゲハチョウ類の卵
【ガ】 ゴマフリドクガ、オビカレハ(幼虫)、マメドクガ(幼虫)、シロトゲエダシャク?(幼虫 色合いが?)、テンクロアツバ(初記録)、キトガリヒメシャク(初記録)
【甲虫】 コガタルリハムシ、アカガネサルハムシ
【チャタテムシ】 ホソチャタテ(初記録といっても、この目の記録がされていないのですが)
【カメムシ】 アカシマサシガメ、ヨコヅナサシガメ、ヘラクヌギカメムシ?(終齢幼虫 ヘラクヌギカメムシとサジクヌギカメムシは酷似)
【トンボ】 シオヤトンボ、シオカラトンボ、アジアイトトンボ
【クモ】 キタヤハズハエトリ


 虫たちの記録(植物もそうですが)については、専門家は、標本を確保したものだけを記録とすることによるのかもしれませんが、毎週のように、お初のものも見ることができます。
 ここでは、標本だけでなく、生態写真が確保されたものまでを、一応、初記録としておきます。




2015年5月3日日曜日

2015.05.03 月例観察会「蛇とかえる」

快晴で、連休中の観察会は、大盛況。
 参加者 大人35名 子ども29名 計64名
 講師は、両生類・爬虫類の専門家で、北方生物研究所の植田健仁さん。

 集合場所から歩いて、里山まで、長ーい列になってしまいましたが、なんとか到着。
 まず、注意事項です。
  • 緑色をしたニホンアマガエルには、少し毒があるので、手で触るぶんには問題はないのですが、その手で目をこすらないように
  • 人の体温は36℃ほどありますが、カエルの体温は10℃程度、ギュっと捕まえるとすぐに弱ってしまうので、できれば足だけつかむこと
  • 草むらには、マムシなどがいることがあるので、草むらに飛びこんだり、やたら手でつかもうとしないように
 それでは、早速、田んぼのまわりや草原で、カエルや蛇をさがします。最初は、田んぼのおたまじゃくしを眺めていたり、おそるおそる草を掻きわけたりしていましたが、そのうち、あちらこちらで、いた!
 水路のカエルを網ですくうのが面倒になり、手づかみ。大きな、アカガエルを捕まえた子もいます。ザリガニをみつけた人も。赤いカエルだけでなく、緑のカエルも見つけましょう。
 ジュンサイを保護しているバットでは、ゲンゴロウの仲間や羽化しているトンボ(ショウジョウトンボだったようです)も見ることができました。
 さて、みんなが捕まえたカエルを数えます。アカガエルが、1匹、2匹・・・26匹。アマガエルが6匹、シュレーゲルアオガエルも4匹。みんな、触ったり持ったりしたくて、手を伸ばします。


 今度は、大池のそばの小川で、川浚い。アズマヒキガエルのオタマジャクシは流されてしまったのか、ウシガエルのオタマジャクシやアメリカザリガニばかり。

 また、集まって、先生が、保冷剤を入れて連れてきた、アズマヒキガエルを見せてもらいました。
 アズマヒキガエルは、耳の後ろの腺から、毒液を出すのです。でも、触ったくらいでは大丈夫なのですが、身の危険を感じると、毒液を分泌するとのこと。みんな、恐る恐る触っていましたが、冷やして連れてきたので、まだ、寝ぼけていたようです。
 実は、アズマヒキガエルは、アリが好物で、アリの毒を体内に取り込んで、毒液をつくるそうで、アリを食べていないと、毒性は強くないとは、みんなで、ヘエー。

 この後、トウキョウサンショウウオの卵塊を見せてもらったりして、楽しい時間は終わりです。「先生、トウキョウサンショウウオは、東京にいるの?」 「東京にもいるのですが、最初に、東京で見つかったのです。」

 カエルをつかんだ手を井戸の水で洗って、植田先生ありがとうございました。お土産までいただきました。(色を付けてみてね!その前に、よく観察してみてください。さて、何色?)

 ヘビは残念ながら出なかったのですが、子どもたちはおお盛り上がり、カエルなどが好きな子たちが多かったとは思いますが、そのパワーはすごかったですね。
by yamasanae



2015年5月2日土曜日

2015.05.02 土曜観察会

参加者5名

 いい天気です。里山の様々な色合いの緑に、花が映えます。


 サシバは、近くを飛んで、弩迫力。望遠でははみ出してしまいそうです。

 チョウ(蝶)も、カラスアゲハなど15種見られました。新鮮な葉には、多くの幼虫たちも。

シロシタホタルガの幼虫(サワフタギの葉上で)
 クヌギのそばでは、ウマノオバチが、寄主のシロスジカミキリの幼虫を探しているようでした。とにかく、産卵管が長かったです。


【観察したチョウ】
コチャバネセセリ、キアゲハ、アゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、キタキチョウ、モンキチョウ、ツマキチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、コミスジ、キタテハ、ヒメウラナミジャノメ、コジャノメ
【観察したトンボ】
シオヤトンボ、シオカラトンボ、ヤンマ類sp.(サラサヤンマ?)

【その他の虫たち】
シロシタホタルガ(幼虫)、ホシシャク(幼虫)
コアオハナムグリ、モモブトカミキリモドキ
ウマノオバチ、クワキジラミ(初記録)、ホシハラビロヘリカメムシ、ヨコヅナサシガメ
シラヒゲハエトリ、ヒラタグモ、アオオニグモ
by yamasanae

【観察した鳥】 キジ、オカヨシガモ、カルガモ、マガモ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、トビ、サシバ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ 32種+コジュケイ
by きたきつねさん