2015年8月29日土曜日

2015,8.29 土曜観察会

8月29日 曇り 参加者4名

  8月下旬は天候不順で雨と低温が続いていたのですが、幸い雨の晴れ間となりました。先週まで深い草で覆われた観察コースは、さわやか隊の皆さんが草刈りを進めてくれていたので、随分歩きやすくなっていました。
 道のあちらこちらに赤や茶色のキノコが顔をだしていました。虫が沢山いましたが、ユウガギク、ヤマハギ、オミナエシなどの秋の花が綺麗に咲いていました。


【観察した鳥】マガモ、ハシビロガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ムクドリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ 17種+コジュケイ


追記 yamasanae
【チョウ】
キマダラセセリ、オオチャバネセセリ、イチモンジセセリ、アゲハ、キタキチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ゴイシシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、キタテハ、ヒメウラナミジャノメ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ、ヒメジャノメ
【トンボ】
アジアイトトンボ、アジアイトトンボ、ノシメトンボ、マイコアカネ、シオカラトンボ
【その他】
ハラビロカマキリ、オオカマキリ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、ヤマトシリアゲ(夏型)、ホシシャク(幼虫・イボタノキ)、ブドウスズメ(幼虫・ヤブカラシ)、セスジスズメ(幼虫・ヤブカラシ)、カノコガ、アケビコノハ、フクラスズメ(幼虫・イラクサの類)
【陸生貝】
コハクオナジマイマイ
【観察した植物】
センニンソウ、ワレモコウ、ヤマハギ、ウド、ガガイモ、ヤイトバナ(ヘクソカズラ)、ヒヨドリジョウゴ、ママコナ、オミナエシ(茨城県・絶滅危惧Ⅱ種)、シラヤマギク、ヒヨドリバナ、ユウガギク、ヤマノイモ
ママコナ




2015年8月22日土曜日

2015.08.22 土曜観察会

8月22日 晴れ 参加者3名
数日振りの真夏日で、熱中症対策で給水に気をつけていても汗が出るので、水が足りなくなりました。コオロギが目立つようになってきたり、ツクツクボウシが鳴いていたりと、確実に秋が深まっています。クモの団居(まどい)が沢山ありました。ヒキガエルの幼体に出会うことが多くなっているので、数が増えているのかもしれません。

 毎週、同じ時間、同じコースを巡っていると、季節の変化を五感で感じることができます。何年も通っているのに、初めて見る生き物や自然の発見があって飽きることがありません。

 ダイミョウセセリは、どこが大名なのかわかりません。紋付きを着ているからでしょうか。
 クヌギの幹から滲みでた樹液が発酵しているところにサトキマダラヒカゲやハエなどがきていました。
 ヒキガエルの幼体がいました。
【観察した野鳥】マガモ、キジバト、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、カワセミ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ツバメ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ 12種

2015年8月15日土曜日

2015.08.15 土曜観察会

8月15日 晴れ 参加者11名

毎月定例の日本野鳥の会茨城県との合同探鳥会を兼ねての観察会です。深夜に大雨が降ったので、道路の草が濡れていて、ズボンの裾がしっかり濡れてしまいました。さわやか隊が草刈りをしてくれるのですが、草の成長の早いことは驚くばかりです。

 セミ、トンボやチョウなどの昆虫は元気に鳴いたり、飛び回ったりしていて、ゴマダラチョウやクロコノマチョウなどを見ることができました。

シロコブゾウムシが葛の葉をムシャムシャ食べていました。食欲旺盛で、ヒトの気配がしてもやめようとしませんでした。
 ハラクロコモリグモが子グモを腹に着けて歩いていた。

【観察した野鳥】マガモ、ハシビロガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、クサシギ、カワセミ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ 17種

追記 yamasanae
【チョウ(蝶)たち】 イチモンジセセリ、キアゲハ、ナガサキアゲハ、アオスジアゲハ、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、メスグロヒョウモン、ゴマダラチョウ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ、クロコノマチョウ

【トンボ(蜻蛉)】 オニヤンマ、オオヤマトンボ、ナツアカネ、ノシメトンボ、マイコアカネ、コシアキトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ    

【甲虫】 カナブン、クロカナブン、ヨツボシオオキスイ(or ムナビロオオキスイ)、ウスバカミキリ、ノコギリカミキリ、タマムシ(ヤマトタマムシ)

【カメムシ】 セアカツノカメムシ、ホシハラビロヘリカメムシ、メダカナガカメムシ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクホウシ、ヒグラシ、スケバハゴロモ、アメンボウ

2015年8月8日土曜日

2015.08.08 土曜観察会

8月8日 晴れ 参加者3名
 立秋を過ぎて、急に涼しくなりました。谷津の入り口では、沢山のカカシ達が出迎えてくれました。田んぼの学校の皆さんが作ったということです。毎年、楽しいスタイルのカカシがいます。

 涼しくなったので虫達、特にセミが元気になって大きな声で鳴いていました。どうしたことか鳥が急に減ったようで、鳴き声も姿も多くありません。ゴイシシジミは今年の初見です。

小川にはアメンボウが大発生です。どうしたことでしょう。
 アキアカネはお出かけなので、お留守番はナツアカネです。
オニヤンマのつなぎトンボは、さすがに迫力があります。
コチャバネセセリなどセセリチョウの仲間がたくさん見ることができました。
 ウリ科が食草のガのウリキンウワバは、初めて見ました。蛾の仲間は種類が多いのですが、なかなか見る機会がありません。
【観察した野鳥】 マガモ、カルガモ、キジバト、チュウサギ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、スズメ、ホオジロ 14種


追記 yamasanae
【観察した蝶たち】 コチャバネセセリ、イチモンジセセリ、ジャコウアゲハ、キアゲハ、アゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、キタキチョウ、スジグロシロチョウ、ゴイシシジミ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、メスグロヒョウモン、ツマグロヒョウモン、コミスジ、ヒメウラナミジャノメ、ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ、ヒメジャノメ、コジャノメ 23種
カラスアゲハ♂



2015年8月2日日曜日

2015.08.02 月例観察会「昆虫」

 今月の月例観察会のテーマは「昆虫」。講師は、お馴染み(おなじみ)の農業生物資源研究所の今野浩太郎さん。
 参加者は、大人15名、こども11名 計26名ほど

 いやー暑かったですね。でも、次々と現われるトンボ、チョウなどなどを見て、暑さには負けない、元気な観察会でした。

 里山への途中、ユズ(柚子)の木で、アゲハチョウの類の蛹や幼虫を見ましたが、その蛹は寄生されているもので、黒くなっていました。蛹になるときに、体を再構成するので、その際に、寄生した虫が栄養ととって大きくなるのだそうです(本当はもっと恐ろしげな話しなのですが、このくらいにしておきます。)

 さらに、途中で、カタバミ(方波見)に集まるヤマトシジミを見て、チョウの気分になって、「カタバミの葉をかじってみましょう」。ちょっと酸味がありました。これは、シュウ酸(蓚酸)含んでいるためだそうですが、いっぱい食べると、腎臓障害をおこすそうです。シジミは平気なのですね。

 暑いので、早く、里山の木陰にたどり着きたいところですが、入り口付近では、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ウチワヤンマなど。気門を観察しました。そうそう、案山子たちのお出迎えもありました。

 さらに、キアゲハやアジアイトトンボ。アカガエルやアマガエル、シュレーゲルアオガエルも見つけました。
 小川沿いでは、先生が、オニヤンマをゲット。子どもたちは眼を輝かせていました。でも、痛んでしまうので、観察したら、放してあげました。
 木に止まっていたヒグラシを捕まえると、なんと、セミヤドリガの幼虫がついていました。結構大きいのですが、体液をすっているだけで、蛹になる前に離れるので、大きな負担にはならないようです。
 さて、このガの幼虫は、孵化する直前の卵の状態で、セミが来るのをじっと待っていて、セミの羽の振動を感じて、孵化して、取りつくのだそうです。なんとも驚きですね。
photo by hanaさん
 笹の葉のクモの巣に産卵管が引っかかっていたのは、ヒメウマノオバチ。(その後、無事に脱出しました。)
photo by hanaさん
 タケノホソクロバは、産卵をしていました。

 さらに、ヒカゲチョウの幼虫も見つかりました。ササを利用している虫も多いのですね。

 小川のアメンボウなどを見て、大池までいくのが精一杯でした。


 なんで、アメンボは一杯集まっているの?などの質問を受けたあと、小さなこどもが、大きな声で、挨拶をして、観察会は終了。

 おまけ 終了後、きれいな蛾を見ました。
by yamasanae

2015年8月1日土曜日

2015.08.01 土曜観察会

8月1日 晴れ 参加者3人
 真夏の宍塚、田の稲は受粉の穂を出し、そこにショウジョウトンボが止まっていました。観察路ではオニヤンマがパトロールをしています。ヨシ原からのオオヨシキリの声はもう聞こえず、ホオジロの囀りが梢から聞こえてきます。ミンミンゼミ、アブラゼミ、ニイニイゼミが盛んに鳴いています。
 そして開けた草叢ではキリギリスの鳴き声です。こうした夏の声に満つ林の中で、ムラサキシジミ、ゴイシシジミ等のチョウの姿を見ました。

 樹液には昨年から観察例のあるアカボシゴマダラも来ていました。ガ類の美麗種アケビコノハ、オオトモエ、そして展望台付近の草原ではツノトンボを観察しました。


 このところ35℃近い酷暑が続いていますが、観察路の2,3カ所で涼風の通るポイントを見つけ、十分な休憩を交えながら観察ルートを廻りました。 
by Saさん

【観察した鳥】
カルガモ、ハシビロガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、オオタカ、カワセミ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ 17種         
(写真、観察した鳥はきたきつねさん)