2014年7月26日土曜日

7月26日 土曜観察会

2014.07.26(土) 晴れ 参加者2名
暑いので参加者が増えません。
アブラゼミ、ミンミンゼミが鳴き始めました。時折、ウグイスやヒヨドリが鳴くくらいで、鳥の声は多くありません。池には、カイツブリが繁殖したようで親子が泳いでいました。

雑木林で粘菌の子実体を探して見ましたが、なかなか見つかりません。ようやく朽ちた枝の上に粘菌のホコリタケの仲間を見つけることができました。
【観察した鳥】カイツブリ、キジバト、ゴイサギ、アオサギ、チュウサギ、オオタカ、カワセミ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、スズメ、ハクセキレイ(15種)+コジュケイ

2014年7月20日日曜日

7月20日(日) 夜の観察会

 天候が不順なので、中止としたのですが、チラシ配布で参加者を募集していて、周知が困難なので、スタッフは現地に集合。やはり、20名ほどの参加者が集まったので、天候により打ち切ることを前提に、一応、一回りすることとしました。

 最初は、セミの羽化の観察です。例年多くのニイニイゼミの羽化が見られます。ちょうど、セミの幼虫たちが木に登りだしたころでしたが、帰りには、多くが羽化を始めていました。セミの幼虫は、ノコノコとかアナゼミ、ノタリなどと呼ばれているようですが、皆さんはどのように呼んでいるでしょう?
 ニイニイゼミの幼虫は、小さくてまるっこく、泥がついているのですぐにわかります。今日は、地面が湿っていたせいか、濡れているようです。それにしても、なぜニイニイゼミの幼虫だけ泥だらけになるのでしょう。直接は、体毛が多いので泥が付きやすいのですが、なぜ、体毛が多いのかは色々な説があるようです。その中のひとつは、木の低いところで羽化するので、目立たないように泥だらけになるのだそうです。さて、皆さんはどのようにお考えでしょう。


 次は、アブラゼミの幼虫です。もちろん、例外はあるのですが、アブラゼミの幼虫は、比較すると、確かに木の高いところまで登るようです。この幼虫は、ミンミンゼミの幼虫と区別が難しいのです。幼虫の段階では、触角をみて判断することになりますが、この幼虫では、触角の3節目が2節目の1.5倍あるので、アブラゼミでよいのですが、虫メガネが必要ですね。(触角は7節からなっていて、根元から1節目、2節目・・・となります。ちなみに、ミンミンゼミでは、3節目と2節目がほぼ同じ長さだそうです。)

 ライトで照らすと、普段はなかなか見つからないものが、見つかります。ウスバカゲロウの類がハタハタしていたり、ガが飛んだり、木の葉の裏のオオミズアオの幼虫(写真:ヤマボウシの木で)やギンシャチホコの幼虫なども見つかりました。
 上高津では、コウモリがたくさん飛んでいるのも見れました。

 次は、クヌギの木にSさん特製の発酵させた液体を吹き付けておいたところや樹液がでているところを観察。
 下の翅(はね)がきれいなシタバガの仲間がたくさんみられました。シロシタバ(写真)、コシロシタバ、オスグロトモエ、キシタバ(写真)、マメキシタバなど。 


 カブトムシやノコギリクワガタ、コクワガタ、ウスバカミキリなども見られました。

 Sさんには、白い布にブラックライト(紫外線を放射するライトで、虫が集まりやすい)を当てるライトトラップも用意してもらったのですが、アオドウガネなどが飛来したほか、やや集まりが悪かったようです。

 次は、ライトを消して、真っ暗な道を歩きます。陸生ホタルであるオバボタルの幼虫やクロマドボタルの幼虫(写真)が光っているのを観察。目が慣れるまでは、どこを歩いているのか分かりませんが、しばらくすると、かすかに光っているのが見えるようになります。陸生ホタルの成虫は、昼に飛び回っているせいか、ほとんど光らないようです。(♀のフェロモンを感じ取れるように、触角が発達しています。) この幼虫は、クロマドボタルの幼虫で、尻尾の方が光るのですが、ライトを当てているので見えません。

 予定していた触角が長いバッタの類は、マダラカマドウマの仲間が観察できたほか、セミの幼虫を狙っているヤブキリなども見れました。

 途中、暗闇に目が光ったような気もしたのですが、タヌキなどの夜行動物は大勢でガヤガヤ行くのでは逃げてしまいますね。

 夜咲く花は、カラスウリの雌花を見ることができました。

 さて、皆さんは何が印象に残ったでしょう。ガの複眼が怪しく光るのも印象的でしたね。

 結局、道悪な一部ルートは変更しましたが、雨には降られずに、一回りできました。
by tsukubasanae


夜の観察会については、以下もご覧ください。

2012年7月の夜の観察会の様子(ニイニイゼミの羽化の様子など)
2013年7月の夜の観察会の様子(ライトトラップに集まった虫など)
2013年9月の夜の観察会の様子(ヤマカガシの幼へびも)

2014年7月19日土曜日

7月19日 土曜観察会

2014.07.19(土) くもり 参加者10名
 日本野鳥の会茨城県との合同探鳥会を兼ねた観察会。

 時折小雨が降っていたので、途中までの予定で出発しました。雨は直ぐに上がって、観察会を続けることができました。観察コースは、半月前に草刈りをしてもらったのに、もう膝上くらいまで伸びていました。

 野鳥は繁殖期後半で、若鳥が目立ちますが、見えるところにあまりでてきてくれませんでした。ゴルフ場のフェンスの上にオオタカの若鳥が止っていました。

 クヌギの幹から樹液のでている場所にカブトムシ、マメキシタバ、カナブン、ハエがきていました。近づいて、ストロボを光らせても吸蜜に集中していたようで、びくとも動きませんでした。
【観察した鳥】マガモ、カワウ、キジバト、ゴイサギ、アマサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ(21種)+コジュケイ

2014年7月12日土曜日

7月12日 土曜観察会

2014.07.12(土) 晴れ 参加者6名
 集合場所の駐車場で、アジアイトトンボ♀を見てスタート。

 この日は、シオカラトンボ、アジアイトトンボ、チョウトンボ、マイコアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボ、オオヤマトンボ、コシアキトンボ、オニヤンマ、オオイトトンボ、ウチワヤンマ、オオシオカラトンボの12種のトンボをみることができました。
 大池では、ハスやヒシなどの水草が無くなってしまって、イトトンボの止まるところがなくなってしまったと思っていたら、なんと、枯葉の上に、オオイトトンボが止まっていました。それなりに適応するのですね。とはいえ、卵を産み付ける水草がなければ、来年は激減は必至でしょう。

 クヌギの木肌に隠れていたのは、カトカラ類(下翅=後翅がきれいな蛾の類です)。マメキシタバ、コシロシタバ、シロシタバ。毒毛を持つヤマダカレハの幼虫も。写真は、コシロシタバです。

 そうそう、ニイニイゼミの鳴き声が聞こえるようになりました。
by yamasanae


【観察した鳥たち】 キジ、ウグイス、スズメ、オオタカ、ツバメ、ホオジロ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ハクセキレイ、アオサギ、アマサギ、コゲラ、エナガ、シジュウカラ、モズ、カルガモ、カワウ、カイツブリ、(コジュケイ)

【観察したチョウたち】 モンシロチョウ、ベニシジミ、キタキチョウ、ジャコウアゲハ、キアゲハ、ウラギンシジミ、オオウラギンスジヒョウモン、アオスジアゲハ、ジャノメチョウ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ゴイシシジミ、カラスアゲハ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、キタテハ、コミスジ、コチャバネセセリ



2014年7月6日日曜日

7月6日(日) 月例観察会「キノコ}

7月のテーマは「キノコ」

 講師は、国立科学博物館の白水(しろうず)さんでした。樹木医の奥さまとご一緒に説明をしていただきました。そう、キノコの寄主は、木や葉などでしたね。

 本当に山ほど採れて、覚えきれません。最初はオチバタケの仲間、ハナオチバタケはきれいでした。テングタケの類、イグチの類キンコンキン?菌根菌・・・。ノウタケ、ホコリタケなどなど。
 詳しい話は、五斗蒔だよりに譲ります。(写真はソウメンタケの類。)

 最後は、例によって、集合写真です。



2014年7月5日土曜日

7月5日 土曜観察会

7月5日 晴れ 参加者5名

池の水は相変わらず濁っていて、どうもブルーギルの大量発生で動物プランクトンが少なくなっている影響ではないでしょうか。アメリカザリガニの大発生で、アシ原が随分後退しているようです。

観察コースは有志が草刈りをしてくれていて、非常に歩き易くなっていました

巣立ったばかりのキジバトの若鳥がいた。近くで親鳥が心配そうに見ていました。


観察路にはいろいろなキノコが顔をだしていました。食べられるものもありますが、キノコは放射能を多く蓄積するので食べない方がいいようです。

クモ類も増えてきていて、色々な種類のクモを観察することができます。巣を作らずにハエなどに飛びついて狩りをするチャイロアサヒハエトリがいました。クモもよく見るととても可愛い目をしています。

7月の里山で一番好きなゴイシシジミがいました。幼虫は笹につくアブラムシを食べる肉食で、成虫はアブラムシの蜜をなめているようです。

【観察した鳥】 カルガモ、カワウ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、ホトトギス、トビ、カワセミ、コゲラ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ(22種)+コジュケイ