2024年4月13日土曜日

2024.04.13 土曜観察会

晴れ、参加者6名

 すっかり春ですね。今年も会いたいものが一杯。

 

 まずは、サシバ。2羽でお出迎えをしてくれました(やままゆさん写真)。

  

 スズメノテッポウやタガラシが目立つ畦には、羽化したてなのかキアゲハがじっと止まっていました。


 春先のチョウであるミヤマセセリ(♂)やツマキチョウ(やままゆさん写真♀)も目立ちました。

  

 トンボも出はじめ、ホソミオツネントンボ(♂)や少し早いシオカラトンボ(♀)。
  

 野草も、本当に色々。イチリンソウ、カラタチ、チゴユリ、フデリンドウなど
  
  

 今年も会えた、春の妖精、シロバナジロボウエンゴサク、ジロボウエンゴサク。

By yamasanae


【観察した野鳥】(きたきつねさんデータ)
カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、コサギ、トビ、オオタカ、サシバ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、アカハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ 31種+コジュケイ、ガビチョウ

【チョウ類】ミヤマセセリ、コチャバネセセリ、アゲハ、キアゲハ、ツマキチョウ、モンシロチョウ、キタキチョウ、モンキチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、アカタテハ、キタテハ、ルリタテハ、アカボシゴマダラ・幼虫 14種
【トンボ】ホソミオツネントンボ、アジアイトトンボ、シオカラトンボ、【カメムシ】ホシハラビロヘリカメムシ、【コウチュウ】アカハネムシsp.、コガタルリハムシ・幼虫、【ハエ】ビロウドツリアブ、【ガ類】ウンモンクチバ

【野草】チゴユリ、ホウチャクソウ、スノーフレーク、クサノオウ、シロバナジロボウエンゴサク、ジロボウエンゴサク、ムラサキケマン、ヤマエンゴサク、イチリンソウ、ケキツネノボタン、タガラシ、ゲンゲ、ヤマザクラ、キジムシロ、ヘビイチゴ、ミツバツチグリ、タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、カラタチ、フデリンドウ、ジュウニヒトエ、オドリコソウ、ヒメオドリコソウ、オニタビラコ、ヤブニンジン 25種



2024年4月6日土曜日

2024.04.06 土曜観察会

小雨のち曇り 参加者3名(途中から+1)

 朝から小雨が降っていたので、大池までと思っていたのですが、なんとか上がってくれたので、いつものコースを一回り。

 大池には、渡りの途中のカモが3種とオオバン。カイツブリが2匹いたのは番い(つがい)でしょうか。途中で、愛想のよいクロジが出てくれました。喧しくガビチョウが鳴くなかで、カラの群れの中にキクイタダキも入っていました。


 朝、寒いのか、ベニシジミが葉に止まってじっとしていたほか、アカボシゴマダラの幼虫が、出たばかりのエノキの葉のそばまで上がっていました。


 野草は、オドリコソウ、クサボケ、ジュウニヒトエやシロバナジュウニヒトエ、モミジイチゴ、ヤブニンジンなどが新たに咲き始めました。

      

 ヤマザクラ、オオシマザクラなども綺麗でした。

  

By yamasanae

 


観察した野鳥】・・きたきつねさんデータ

マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、トビ、サシバ、ノスリ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、クロジ 39種+コジュケイ、ガビチョウ

【虫たち】ベニシジミ、アカボシゴマダラ・幼虫、ナナホシテントウ、コガタルリハムシ・幼虫

【野草】クサノオウ、ムラサキケマン、ヤマエンゴサク、ゲンゲ、ヤハズエンドウ、オオシマザクラ、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、クサボケ、キジムシロ、モミジイチゴ、アメリカスミレサイシン、タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、ノジスミレ、トウダイグサ、ヤエムグラ、オオイヌノフグリ、ジュウニヒトエ、シロバナジュウニヒトエ、オドリコソウ、ヒメオドリコソウ、カントウタンポポ、セイヨウタンポポ、ニワトコ、ヤブニンジン 26種





2024年3月23日土曜日

2024.03.23 土曜観察会

 雨 参加者3名


歩き始めて少ししてから、霙が降り始め、強い雨になってしまいました。

今シーズンは池にカモがいなかったけれど、渡りの移動中のマガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモが30+羽池に入っていました。


エノキの若木にアカボシゴマダラの幼虫が上がってきて、新芽がでるのを待っているようでした。

観察路の枯れ葉の上を動くモンキナミシャクがいました。

コスミレ、ノジスミレ、アオイスミレ、タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレなどが咲いていました。


雨が強くなってきたので、池西湿地で戻ってきました。

【観察した野鳥】
オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、カワセミ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、ツグミ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 24種+コジュケイ

2024年3月16日土曜日

2024.03.16 土曜観察会

 晴れ 参加者19名


4月中旬の気温でとても暖かでした。なかなかカモが見られていない池で、オカヨシガモが3羽、オオバンが1羽、カイツブリが1羽見ることができました。


自然農田んぼ塾の水田ではアカガエルの卵が孵って沢山のオタマジャクシが泳いでいました。


道端にアオイスミレの花やヘビイチゴの黄色い花が咲き始め、木々の新芽が出始めていました。


気温が高くなったので蝶やアブなどの虫が活発になってきました。桜の開花ももうすぐです。

【観察した野鳥】
オカヨシガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、コサギ、トビ、ハイタカ、ノスリ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ 31種+コジュケイ

2024年3月9日土曜日

2024.03.09 土曜観察会

 晴れ  参加者2名 

タチツボスミレ

 強風でしたが梅の花に蜜を求めメジロが来ていたり、田んぼではアカガエルのオタマジャクシがいたり、野にはタチツボスミレが複数見られ、すっかり春の様相になってきました。

 風が強かったためか観察できた野鳥の種類は少なかったです。猛禽類は皆無で、カイツブリも確認できませんでした。昆虫では、コガタルリハムシが交尾をする姿が多数と風の当たらない陽だまりに、モンキチョウが観察できました。

エナガ

アカゲラ

モンキチョウ
【観察した野鳥】
スズメ、ムクドリ、メジロ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ウグイス、ダイサギ、ダイダイサギ、アオサギ、シジュウカラ、コゲラ、エナガ、アカゲラ、アオジ、シロハラ 16種

投稿 Kuro(きたきつね代理投稿)

2024年3月3日日曜日

2024.3.3 月例観察会「五感を使って里山歩き」

月例観察会「五感を使って里山歩き」2024.3.3

参加者:子ども10人 大人12人       

講師:日本自然保護協会 高川晋一さん 


先生のお話は、「五感って何だろう?」、子どもたちへの問いかけから始まりました。

「あじ」、「きく」、「におい」、「視覚」、子どもたちから次々言葉が出てきました。

最後の一つ、「さわる」、つまり「感触」は難しかったようです。

早速、「足で地面を踏んでみよう。」、堅い、でこぼこ等、足で感触の意味を確かめました。

そして、里山には触ると危険な物、トゲや毒、かぶれる物もあるので気を付けなくてはなりませんと、注意がありました。


道端に春伸びたばかりの雑草に手のひらを当てて、草の柔らかさ、日差しによるわずかな温かさを感じ取りました。

絡まったクズの枯れ枝ではオオカマキリの卵です。

触るとザラザラの面とふかふかの綿の感触の面があり驚きました。

空き地では早くも太陽の光を浴びて一面紫色のホトケノザが群生しています。

小さな花を一つ採って吸ってみよう、どんな味がする?

「密の味」、ホトケノザは虫たちに蜜を提供して花粉を運んでもらっているんだね。

これから伸びようとしている小さな葉の塊のスイバ、揉んで嗅いでみよう、「酸っぱい匂い」。

カラスノエンドウも地面から若葉を出して勢いよく伸びようとしています。

葉っぱを揉んで嗅いでみると、「グリンピースの匂い」。

ノビルも細いネギ状の若葉がふさふさ、地上に出たばかりのとても柔らかい葉を摘んで嗅いでみると「ネギの匂い」。

植物の匂いは実に多様なことに驚きです。

一方、天に向かって真っすぐ細長い葉っぱを伸ばしているのはスイセン、この葉は食べると命を落とす程の猛毒、植物にも危険なものがあるとの事です。


次はすっかり葉を落としたコナラの大木の下、台地の上で降り積もった葉っぱを皆で踏んでみました。

カサカサ、爽やかな枯れ葉の音を楽しみながら、堅い所やふかふかの所、足から伝わる感触は一様ではありません。

葉っぱの下の土は堅いだろうか、柔らかいだろうか、先生が用意して下さった竹の割り箸を使って地面に刺して堅さ比べです。

落ち葉の下は箸が埋まってしまいました。


次は、ふかふかの土と堅い地を選んで水が入ったペットボトルの口を逆さまに刺して水が落ちる速さ比べです。

どっちが早いか、子どもたちは目を輝かせて変化を見つめています。

柔らかい土の方が水の落ちる速度がやや速い事を体験しました。ふかふかの土は、どのようにしてできるのだろうね?

子どもたちから、「ミミズ」、「ダンゴムシ」と分解者の名前が挙がりました。

クヌギの葉っぱの中から見つけた白い塊を見せて、これは何だろう?「菌糸だ!」このような菌糸も落ち葉の分解者でふかふかの土を作る大切な役割をしているよ、と教えてくれました。


落ち葉の感触や、土の感触を体験した後は、坂を登り竹林に囲まれた空き地に移動です。

竹だけでなく、マツ、ヒノキ、サクラ、アカメガシ等様々な木々に囲まれた空間です。

ここでは手のひらを木の表面にあてて感じ取ろうです。

温かい、ひんやり、ざらざら、すべすべ、ごつごつと同じものはありません。

竹はひんやり、樹木は何となく温かい感じです。

先生は、温かさの違いをセンサーで実測してくれました。

太陽が当たる木の幹では何と32℃、陽が差さない日陰の竹の表面は18℃と大きな差がありました。

温度を数字で表すと子どもたちはとても興味を示していました。

「みんなが昆虫だったら冬の寒い間はどこにいたいかな?」と投げかけがありました。


最後は、大池まで歩きました。

開けた大池と谷津田の景色、少し膨らんだ桜の花芽、のどかな景色を全身で感じながら里山ならではの雰囲気を味わいました。


今日は五感を通してたっぷり自然を観察して、生き物との距離がぐんと縮まり共に生きているという感覚になりました。

子どもたちも終始これから伸びる草花のように活動的でした。今日の為に下見をして下さり、色々なものをご準備頂きとても楽しい観察会となりました。

誠にありがとうございました。


文・写真:Tanoue


2024年3月2日土曜日

2024.03.02 土曜観察会

晴れ 参加者6名

 1転、寒くなり、鳥も虫も少な目でしたが、野草たちは、春の訪れを示していました。

 ヒメオドリコソウやホトケノザ。

  
 蕾が大きくなって来たシュンランは、一つ開いているのを見つけました。タチツボスミレも、早や花をつけていました。
  
ウグイスカグラやゲンゲ(レンゲ)も、見かけました。
  

 コナラの幹に産みつけられていたクヌギカメムシの卵塊は、孵化していました。ゼリー状の物質に包まれていたのですが、3齢幼虫くらいになるまで、これを食べて成長していくのだそうです。(写真は、Sa-kさん)
 この卵塊を見つけたのは、昨年の12/02の土曜観察会。その様子は、以下を参照。

 このほか、エノキの幹を登りだしたアカボシゴマダラの幼虫(Sa-kさんの写真)。スイバの葉に集まっていたコガタルリハムシ。
  

 大池のカモは、今日もゼロでしたが、カイツブリが1羽、ダイサギが2羽入っていました。
By yamasanae

【観察した野鳥】きたきつねさんデータ
カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、オオタカ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 20種+コジュケイ
珍しく、木立の中にツグミ

【チョウ】ゴマダラチョウ・幼虫、アカボシゴマダラ・幼虫

【その他昆虫】クヌギカメムシ・孵化した幼虫、不明なガの幼虫(腹足4対だった)、コガタルリハムシ


【野草】シュンラン、ゲンゲ、タチツボスミレ、ナズナ、タネツケバナ、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、ノボロギク、ノゲシ、セイヨウタンポポ、ウグイスカグラ 12種